夏を彩る代表的な食べ物といえば「とうもろこし」ですね。甘さと独特な歯ごたえは、夏の食卓にぴったり。しかし、その美味しさを際立たせるには、調理のワザが重要です。
とくに、電子レンジを使用した方法は時短にもつながり、忙しい日にもピッタリ。今回は、ちょうど良い塩加減で楽しむ電子レンジでのとうもろこしの調理法をご提案します。
さらに、おいしいとうもろこしの見分け方と保管のコツについてもお話しします。
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最高の塩味を引き立てる!レンジを使ったとうもろこしの調理法
塩味のつけ方と塩水の作り方
まずはとうもろこしに美味しい塩味をまとわせる手順からご説明しましょう。塩をまぶしたとうもろこしが何とも絶品ですが、その下処理は驚くほどシンプルです。調理に先駆けて、あらかじめ塩水に浸しておくだけで十分。その塩水は、水1リットルに対し塩30グラムを溶かす(具体的には水1リットルに対して塩大さじ2杯)という割合で混ぜたものです。この溶液にとうもろこしを30分程度漬け込むことで、芯から味が染みわたります。
レンジを使ったとうもろこしの加熱方法:皮付きとうもろこしと皮なしとうもろこし
塩水で下味をつけたとうもろこしは皮を剥いた状態になりますが、電子レンジを使用した加熱手順を、「皮を剥いだ状態」と「皮を剥がさずにそのままの状態」でそれぞれ解説します。皮を取ったとうもろこしを電子レンジで加熱する際は、キッチンラップで包んでから中に入れます。600Wの電子レンジを使用する場合、おおよそ7分を目安に加熱してください。一方、皮付きで加熱する場合は皮をそのままにしてレンジに置きます。皮が蒸気を閉じ込めるので、とうもろこしの旨味と水分が逃げずに済みます。加熱時間は皮を剥いた場合と同じく、600Wで約7分が適切です。
電子レンジを使用すると美味しさが増す理由
電子レンジを使用することには、数々の利点が存在します。特に、調理にかかる時間を効率よく短縮できる点が魅力です。電子レンジで加熱すると、トウモロコシの内部にある水分が蒸気に変わり、その過程でトウモロコシの繊維質を柔らかくします。これにより、食感や風味が向上し、よりおいしくいただけるのです。特筆すべきは、皮がついたままのトウモロコシを電子レンジで加熱した場合、皮がまるで「天然の蒸し器」のように作用し、トウモロコシをゆっくりと均等に蒸します。この結果として、トウモロコシ本来の甘みが際立ち、その味わいは一層深まります。
電子レンジでの調理時間をマスターする
先にも触れたように、トウモロコシを600Wの電子レンジで加熱する標準的な時間は約7分ですが、これはあくまで一般的な目安であります。これはレンジの機種やトウモロコシのサイズによって異なるため、状況に応じて加熱時間は調節してください。一つの重要なポイントとして、加熱後はしっかりと冷ますことが挙げられます。加熱直後のトウモロコシは非常に熱く、肌に触れるとやけどの危険がありますので、安全にかつ美味しく召し上がるためにも、十分な注意が必要です。
トウモロコシを複数同時にレンジ加熱するコツ
もし複数本のトウモロコシを一度に電子レンジで加熱したい場合には、加熱時間の調整が欠かせません。基本的には1本につき7分加熱し、追加するトウモロコシ1本ごとに2分ずつ加熱時間を延ばすと良いでしょう。ただし、これはあくまで初期の目安としての時間であり、加熱具合はレンジやトウモロコシの状態を見ながら適宜調整してください。
レンジ加熱後のとうもろこしの味わい方と食べ方
電子レンジで温めたとうもろこしは、ちょっとした工夫でさらに美味しくいただけます。
とうもろこしをさらに美味しくする味の秘訣
自然の甘みが感じられるとうもろこしですが、ほんのりと塩気を加えることで、その風味をより引き立たせることができます。特にお勧めなのは、バターと塩を使ったシンプルな味付けです。温かいとうもろこしにバターを乗せ、さらに適量の塩を振りかけると、コクと甘みが増し、格別の味わいを楽しむことができます。
電子レンジで加熱したトウモロコシの保存法と冷凍方法
電子レンジを使用して加熱したトウモロコシは、適切な保存と冷凍により、後日も美味しく頂けます。こちらではその手順をご紹介いたします。美味しさを損なわないためにも、以下の方法に沿って保管することが重要です。
保存方法
冷ましたトウモロコシは、フードラップに包んだ後、密閉容器かジップロックに入れます。これにより、風味を保ちつつ乾燥を防ぐことができます。また、容器はきちんと密閉することが肝要です。そしてこれらの容器は冷蔵庫の野菜室に入れると、トウモロコシのフレッシュな状態を保てます。
冷凍方法
フレッシュな味わいを長期保存したい場合は、冷凍がお勧めです。トウモロコシはラップで一本ずつ丁寧に包みます。次に、それぞれのトウモロコシを冷凍用保存袋に入れて空気を抜き、袋を密封します。冷凍することで、長期間にわたってトウモロコシを保存することが可能になります。着実に空気を抜くことで、冷凍焼けを防ぎ、風味も落ちにくくなります。
解凍のポイント
食べる直前にトウモロコシを解凍する場合は、自然解凍が最適です。急激な温度変化を避けることで、ほうれん草の風味と食感を損ねることなく解凍できます。解凍したトウモロコシは、再度レンジで温めるか、軽く茹で直すとより美味しくいただけます。
注意点
- 加熱後は迅速に冷まし、バクテリアの繁殖を防ぎます。
- ラップで包む際には、トウモロコシ全体をしっかり覆うようにします。
- 空気をきちんと抜いて冷凍することで、保存期間を延ばせます。
- 保存容器や袋は食品保存用のものを利用し、衛生的に管理しましよう。
- 解凍後は早めに消費することを心掛けましょう。
冷凍方法と解凍時の注意点
電子レンジを使用して温めたコーンは、すぐに冷凍庫へと移して保存することが可能です。解凍する際には、自然に室温で解凍するか電子レンジで温めることで、直ちに召し上がることができます。ただし、電子レンジを使用する時は、低めのワット数でじっくり時間をかけて解凍する方が良いでしょう。
とうもろこしの塩味を生かしたバリエーション豊かなレシピ
レンジで温めたトウモロコシのバターソテー
一つ目のレシピは、レンジで温めたトウモロコシを用いたバターソテーです。レンジで柔らかくしたトウモロコシをフライパンへ移し、とろけたバターを絡めて炒め合わせます。ここにほんのり塩味を振り、さらに炒めることで、バターの豊かな風味がトウモロコシに染み込み、絶品の一皿が仕上がります。
レンジで温めたトウモロコシのグリル焼き
二つ目は、グリルで香ばしく焼き上げる方法です。レンジで事前に加熱したトウモロコシをグリルにのせ、キレイな焼き目がつくまでじっくりと焼きます。焼けたトウモロコシは、香りが高く、食べ応えもありますので、是非この方法でお楽しみください。
美味しいとうもろこしの選び方と保存法
とうもろこしの選び方
とうもろこしを選ぶ際に重要なのは、その色の鮮やかさと粒の充実感です。目に鮮やかな黄色をしており、粒々がしっかりと詰まったものがおすすめです。
とうもろこしの保存方法
とうもろこしの保存は、比較的涼しく暗い場所が適しています。そのままの皮にくるんだ新聞紙で包むことで、フレッシュな状態を長持ちさせることができます。
これまで電子レンジによるとうもろこしの加熱方法や、バリエーション豊かなレシピをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。夏の風物詩である「とうもろこし」を、ぜひこの記事を参考にして存分に楽しんでください。また、食べレア北海道では、多様な品種のとうもろこしを取り揃えております。興味のある方は、どうぞチェックしてみてください。