カランコエは、2月ごろに花が終わった後、花茎を切ることで再花させることができます。
花期終了後、地面から10〜15センチメートルの高さで剪定し、数枚の葉を残しつつ、ジメジメした梅雨を乗り越える準備をしましょう。
剪定した花茎や葉を使って、新たなカランコエの育成にチャレンジするのも良いでしょう。
植え替えを考えているなら、梅雨入り前や9月が適した時期です。
夏場は、風通しを確保し、直射日光や雨から植物を守ることが大切です。
カランコエの花後の剪定方法
カランコエが彩りある花を咲かせた後の適切な剪定の手順についてご案内いたします。
˚✧₊⁎星型のお花カランコエ⁎⁺˳✧༚
オレンジ色の花言葉は「人気」「人望」海外では「切磋琢磨」。鮮やかなオレンジが周囲を明るく照らし元気と活力を与えてくれます。
マダガスカルではお財布にカランコエの葉を入れておくと幸せになるという言い伝えもあるそう⭐︎ pic.twitter.com/JA2qC1gETk
— sorao (@sora51ss) November 16, 2024
二番花を咲かせるための剪定方法
剪定においては、どの部分を切るかが大切になります。
カランコエでは、初めての花が付いた茎をその下の葉が生えている部位でカットしてください。その結果、本来の茎から新しい枝が生え、そこに二番花が開くことでしょう。
花茎を誤って土台から全て切り取ってしまうことがありますが、その場合は再び花が咲かない可能性がありますので、剪定する位置には細心の注意を払ってください。
梅雨前のカランコエ剪定ガイド
カランコエが輝かしい花を散らした後の恰好の時期、株の底辺から約10~15センチメートルの部分で、勇気を出して剪定しましょう。
一見大胆な剪定には感じるでしょうが、カランコエにとってこれは問題ない作業です。
ただし、栄養合成のため、すべての葉を除去してしまわないように注意が必要です。一部葉を残しておくことが肝心です。
剪定後、大体1ヶ月を経て、新しい枝や葉が育ち始めるのを確認できるでしょう。
カランコエの剪定時期
カランコエの剪定や切り戻しは、ふつう2回施され、そのタイミングは2月の開花後が一般的です。梅雨を前にする切り戻しは、株のまわりの空気の循環を改善し、湿度を抑えることができます。これは害虫防止にも役立ちます。もし二度目の花付きに拘らないのであれば、春先に一度だけ剪定を行うのも適切です。
神奈川新聞社を受ける直前、破れかぶれの気持ちを癒して欲しくて購入したカランコエ。震災のとき鉢が落下して瀕死状態になったけれど、生命力が物凄い。挿し木や剪定を繰り返して7度目の春。今年も満開です。 pic.twitter.com/KjfcQxt1kL
— 草山歩 (@kusa_kanagawa) April 9, 2016
カランコエの植え替えタイミング
カランコエに適した植え替え時期は、1年間から2年間ごととされています。植え替えが必要かどうかを判断する際には、次のようなポイントを確認しましょう。
- 根が土の表層部に露出している。
- 土が水分を吸い上げない様子を示している。
- 根が鉢の容積を埋め尽くしている状態である。
- 植物本体が鉢よりも大きくなっている。
植え替えは気候の湿度が高くなる梅雨入り前または秋の花が咲く前、特に9月頃が良い時期です。鉢を一回り大きなものに替えることを推奨します。
カランコエの先進的栽培方法
カランコエを栽培する際の先進的な手法は、主に二つの方法があります。
挿し木の方法
剪定で取り除かれた花茎の端部を、陰干しして乾燥させることがポイントです。花茎には葉が残っている状態を保ち、切断面の近くの葉は取り除きます。
十分に乾いたら、新規の鉢に花茎の切断面を差し込んで植替えます。植え付けてから初めての水やりは、10日から2週間後に行います。春先から初秋にかけて挿し木を実施すると、発根しやすいとされています。
カランコエの植物は水耕での栽培も可能です。挿し木を水中に入れると、1週間から10日程度で根が伸び始めますが、その際、小さなビンが適しています。大容量の器だと挿し木が水に完全に沈んでしまい、腐敗する原因となりかねません。
狭い口のビンであれば、切断面が水に触れるだけで済むため、管理が容易です。もし広い口の容器を利用する場合には、割り箸やストロー、紐などで挿し木を支えると良いでしょう。
常に清潔な水を使用することが重要で、夏場は水の交換を2日に1回行い、できることなら毎日新鮮な水に替えることをお勧めします。涼しい時期であっても、最低でも週に1度は水の交換を行うべきです。
葉挿しによる増殖方法
カランコエの増殖には葉挿しが可能です。剪定時に取り除いた葉を水に浸すことで、概ね1週間から2週間の間に根が生じはじめます。
水耕栽培と葉挿しの注意点
水耕栽培と葉挿しは比較的簡単に行えますが、成功に導くために重要なポイントがいくつかあります。以下の注意点に留意しましょう。
- 高湿度の環境を避ける。
- 日が当たらない明るい場所に設置する。
- 直射日光が当たらないように注意する。
- 水の交換は通常週に一度ですが、暑い時期には1〜2日おきに行う。
- 夏季は水温が上昇しないように配慮する。
- エアコンの風が直接当たらない場所を選ぶ。
これらを心掛けて育てることが肝心です。
カランコエの水やりのコツ
カランコエに水を与える際は、過剰な湿り気に注意しましょう。土の表面が乾燥し、色が淡くなるのを見てから水を与えるのが、根腐れを防ぐ上での理想的な方法です。
表面が乾いていても土壌の内部には水分が残っていることがあります。土壌の水分状態を確認する際には、割り箸や竹串が役立ちます。
土に差し込んで引き抜いた時に、土がくっついていない場合は、水をやる適切なタイミングと判断できます。
カランコエの肥料の与え方
育成の適期である春と秋には、10日間隔から2週間ごとに液状肥料を与えると効果的です。一方で、夏は高温や湿気が根腐れの原因となりやすいため、この時期の肥料使用を避けるべきです。肥料は、花が咲き始めるタイミングで施すと良いでしょう。さらに、冬は植物が休眠状態に入るため、肥料を与える必要はございません。
カランコエの理想的な設置場所
カランコエに最適な場所とは、過度に強い直射日光を避け、かつ雨が過剰に影響しない、日照条件が良好な箇所です。
カランコエの適切な剪定と管理方法
カランコエは、花が終わった後の適切な剪定が重要です。開花後、花の茎を根元近くでカットすることで二番花を促します。さらに、株の根元付近から10センチメートルから15センチメートルの範囲で剪定を行うことで、植物の通気性が良くなり、湿度の減少によって害虫の予防にも効果的です。
剪定は、年に一度、特に2月の花が終わった後や梅雨入り前のタイミングで行うのが望ましいです。さらに、1年から2年に一度の鉢替えを行い、その際には根の状態を確認し、必要な時期に行います。
カランコエは挿し木や葉挿しにより増やすことができるので、種類によっては水耕栽培もお楽しみいただけます。水やりに関しては、植え土が乾いた状態で行うことが基本となります。これにより根腐れを防ぐことができます。
これらの点に気を付けてカランコエの管理をしていくことで、より一層美しい花を咲かせることができるでしょう。