ドッグフード60グラムはどのくらい？大さじ・カップ換算と正しい測り方を徹底解説

「ドッグフード60グラムって、カップだとどれくらい？」と悩んだことはありませんか。

毎日愛犬にごはんをあげるとき、目分量だとつい多すぎたり少なすぎたりしてしまいますよね。

この記事では、ドッグフード60グラムが大さじやカップでどのくらいの量になるのかを、初心者にもわかりやすく解説します。

さらに、15g・30gとの比較表や、軽量カップの正しい使い方、犬の体重別・年齢別の給餌量の目安までを網羅。

「スプーン1杯」で安心して量れるようになる実践ガイドとして、今日からすぐ役立つ内容をまとめました。

あなたの愛犬の健康を守るために、まずは“60グラム”の正しい基準から一緒に見直していきましょう。

ドッグフード60グラムはどのくらい？大さじ・カップでの目安を解説
ドッグフード15g・30gはどのくらい？他の量も一緒に確認しよう
軽量カップ・スプーンを使った正しい測り方
犬の体重・年齢別｜1日のドッグフード量の目安早見表
まとめ｜ドッグフード60グラムの量を正しく知って健康管理を
1. この記事のポイントをおさらい
2. 毎日のごはんをラクに、正確に管理するために

ドッグフード60グラムはどのくらい？大さじ・カップでの目安を解説

ドッグフードを与えるとき、「60グラムってどのくらい？」と疑問に思うことはありませんか。

特に毎日の食事でスプーンやカップを使う場合、目分量ではどうしても誤差が出てしまいます。

ここでは、ドッグフード60グラムがどのくらいの量に相当するのかを、具体的に解説していきます。

ドッグフードの密度と重さの関係とは？

まず知っておきたいのが、ドッグフードの「密度」です。

一般的なドライタイプのドッグフードは、1cc（1ミリリットル）あたり約0.5〜0.6グラムの重さがあります。

つまり、同じ「60グラム」でも、フードの種類や粒の大きさによって体積（かさ）は少し変わるのです。

これはまるで、同じ重さの「砂糖」と「シリアル」を比べたときに、シリアルの方がかさが大きく見えるのと似ています。

ドッグフードの密度＝量の見た目に影響するということを覚えておくと良いでしょう。

フードタイプ	おおよその密度（g/cc）	特徴
小粒タイプ	約0.55	軽くてふんわり、体積がやや大きく見える
中粒タイプ	約0.6	平均的な密度、一般的なドッグフードに多い
大型犬向け大粒タイプ	約0.65	ずっしり重め、同じ60gでもかさは少なめ

60グラム＝大さじ・カップだとどれくらいになる？

ここで、具体的に60グラムがどのくらいの量になるかを計算してみましょう。

一般的な密度0.5g/ccで換算すると、60g ÷ 0.5 ＝ 120ccです。

大さじ1杯＝約15ccなので、120 ÷ 15 ＝ 約8杯になります。

また、計量カップ（200cc）の場合は、120 ÷ 200 ＝ 約0.6カップです。

つまり、ドッグフード60グラムは、大さじ約8杯・計量カップ約6割分が目安になります。

重さ	大さじ換算	カップ換算
15g	約2杯	約0.15カップ
30g	約4杯	約0.3カップ
60g	約8杯	約0.6カップ

フードの種類別（粒の大きさ・密度）の違いにも注意

実際にスプーンで量ってみると、同じ60グラムでも「思ったより多い」「意外と少ない」と感じることがあります。

それは、フードの形状や油分、粒の大きさなどで密度が変わるためです。

たとえば、エアドライタイプ（空気で乾燥させたタイプ）は水分が少ないぶん軽く、見た目のかさが増します。

逆に、脂質を多く含むプレミアムフードはやや重く感じることが多いです。

最も正確なのはキッチンスケール（計り）を使う方法ですが、毎回それが難しい場合は、フードのパッケージに記載された「1カップあたりの重さ」を参考にしてみましょう。

フードタイプ	1カップの重さ	60gとの比較
小粒タイプ（例：トイプードル用）	約100g/カップ	6割カップで約60g
中粒タイプ	約120g/カップ	半分強で60g
大粒タイプ（大型犬用）	約150g/カップ	約4割カップで60g

このように、ドッグフードのタイプによって量の見え方が変わるため、最初のうちは一度実際に計量して確認しておくと安心です。

ドッグフード15g・30gはどのくらい？他の量も一緒に確認しよう

前の章では、ドッグフード60グラムがどのくらいの量になるかを見てきました。

ここでは、それより少ない15グラムや30グラムがどれくらいに相当するのかを、具体的に確認していきましょう。

小型犬や子犬に与えるとき、こうした少量を正確に量ることがとても大切です。

15g・30gをカップ・スプーンで換算すると？

ドッグフードの密度を0.5g/ccと仮定して計算すると、次のように換算できます。

15g ÷ 0.5 ＝ 30cc、30g ÷ 0.5 ＝ 60ccとなります。

大さじ1は15ccなので、15gは大さじ約2杯、30gは大さじ約4杯です。

また、計量カップ（200cc）の場合、15g＝約0.15カップ、30g＝約0.3カップになります。

ドッグフード15g＝大さじ約2杯、30g＝大さじ約4杯が基本の目安です。

重さ	大さじ換算	カップ換算
15g	約2杯	約0.15カップ
30g	約4杯	約0.3カップ

このように、15gと30gの違いはおおよそ「大さじ2杯分」ほど。

毎日の食事で「今日は少しだけ増やしたい」というときなどにも役立ちます。

計算式で簡単に求める方法

もし他の重さを計算したい場合は、次のような計算式を使うと便利です。

グラム数 ÷ 密度 ÷ 15 = 大さじの数

たとえば45gの場合は、45 ÷ 0.5 ÷ 15 ＝ 6杯となります。

計量カップの場合は、グラム数 ÷ 密度 ÷ 200 = カップ数で求められます。

この式を覚えておけば、どんな量でもすぐに換算できるのでとても便利です。

重さ	計算式（大さじ）	結果
15g	15 ÷ 0.5 ÷ 15	2杯
30g	30 ÷ 0.5 ÷ 15	4杯
60g	60 ÷ 0.5 ÷ 15	8杯

よくある間違いと注意点

「大さじ1杯＝15cc」というのは水など液体を前提にした基準です。

ドッグフードは粒の形や空気の含み方によって体積が変わるため、実際には多少の誤差が出ます。

また、すり切り一杯と山盛り一杯でも量が違う点にも注意が必要です。

押しつぶさず、ふんわりすくうのが基本です。

初めて計量するときは、スプーンで量ったあとにキッチンスケールで重さを確認しておくと安心です。

一度正確に測っておけば、次からは見た目でもおおよその量を判断しやすくなります。

「目分量＋一度の検証」で日常の計量がずっとラクになるということです。

間違いやすいポイント	正しい対処法
すり切り方が不安定	水平にして軽くすり切る
押しつぶして入れている	ふんわりすくって自然な状態に
フードの種類を変えたのに量をそのままにしている	新しいフードの密度を確認して調整する

こうした基本を押さえておくだけで、与える量の精度がぐっと高まります。

体重管理や健康維持のためにも、できるだけ正確な量を意識してあげましょう。

軽量カップ・スプーンを使った正しい測り方

ここでは、ドッグフードをスプーンやカップで測るときの正しい方法を紹介します。

毎回の量を一定に保つことが、犬の健康管理にはとても大切です。

ちょっとしたコツを知っておくだけで、誤差をぐっと減らせます。

毎回の量を一定にするコツ

ドッグフードをスプーンやカップで測るときに重要なのは、「同じ条件で量る」ことです。

たとえば、毎回同じカップを使い、同じすくい方で入れるようにするだけでも、ばらつきが減ります。

また、すり切り方を一定にすることも大切です。

カップの縁にスプーンを沿わせて水平にすり切ると、毎回ほぼ同じ量を再現できます。

ポイント	理由
毎回同じカップを使う	形状や大きさが違うと誤差が出やすい
すくい方を一定にする	山盛りや押しつぶしによる差を防げる
水平にすり切る	見た目で判断しやすく再現性が高い

フードを押し固めずふんわり入れるのがポイント

ドッグフードを押しつぶして入れると、粒の間にある空気が抜けて密度が上がり、重くなってしまいます。

結果として、見た目は同じでも実際の重さが多くなり、カロリーオーバーにつながる可能性があります。

ふんわりすくって自然な状態で量るのが正しい方法です。

軽くトントンとならす程度に留めて、決して押し固めないようにしましょう。

NGな量り方	正しい量り方
カップに押しつぶして詰める	ふんわりすくって軽くならす
山盛りのまま入れる	スプーンなどで軽くすり切る
手で押さえて量を増やす	自然に入る分だけにする

軽量器を使うときのベストプラクティス

できれば、1日に一度は軽量器（キッチンスケール）を使って確認するのがおすすめです。

とくにフードの種類を変えたときは、同じカップでも重さが変わることがあります。

最初に1杯あたりの重さを測ってメモしておけば、次からは目安で測っても安心です。

以下のように記録しておくと便利です。

使用カップ名	フード名	1杯あたりの重さ（g）
プラスチック軽量カップ	ロイヤルカナン小型犬用	約110g
金属スプーン（大さじ）	ニュートロシュプレモ	約17g
紙コップ（8分目）	ヒルズサイエンス・ダイエット	約90g

このように一度正確なデータを取っておくことで、毎日の給餌がとてもスムーズになります。

「測る→記録→習慣化」こそが愛犬の健康管理の基本です。

犬の体重・年齢別｜1日のドッグフード量の目安早見表

ドッグフードを計量するときに大切なのは、「どのくらい与えればいいのか」という全体量の目安を知ることです。

60グラムという量も、犬の大きさや年齢によって多すぎたり少なすぎたりすることがあります。

ここでは、犬の体重と年齢に応じた1日のドッグフード量をわかりやすく表でまとめました。

超小型犬・小型犬・中型犬別の目安量一覧

以下の表は、一般的な成犬用ドライフード（カロリー約350kcal/100g）の場合の目安です。

あくまで目安量なので、実際には体格や運動量、犬種によって調整が必要です。

犬の体重	1日の目安量	備考
2kg（超小型犬）	約40〜50g	60gだとやや多め
4kg（小型犬）	約70〜85g	60gでやや少なめ
6kg（小型犬〜中型犬）	約100〜120g	60gでは半量ほど
10kg（中型犬）	約150〜180g	60gは軽めのおやつ程度

愛犬の体重に合わせて「60gがどんな位置づけか」を把握しておくことが大切です。

小型犬にとっては1食分の目安になりますが、中型犬では1日分の半分にも届かない場合があります。

年齢（子犬・成犬・シニア犬）でどのくらい変わる？

ドッグフード量は年齢によっても変化します。

子犬（パピー）は発育期のため、体重当たりの摂取量が多く、成犬よりも多めに与えます。

一方でシニア犬は代謝が落ちるため、同じ60gでも食べすぎになってしまう場合があります。

年齢区分	給餌量の目安（成犬比）	特徴
子犬（〜12か月）	成犬の1.2〜1.5倍	1日3〜4回に分けて与える
成犬（1〜7歳）	基準量	1日2回が目安
シニア犬（7歳〜）	成犬の0.8〜0.9倍	代謝が落ちるため控えめに

たとえば、成犬で60gが適量の場合、子犬なら70〜90g、シニア犬なら50g前後が目安になります。

同じ犬でも年齢で最適な量が変わることを意識しておくとよいでしょう。

与える回数の目安とタイミング

1日の総量が決まったら、次は「いつ」「何回に分けて」与えるかがポイントです。

空腹時間を長く空けると、胃への負担が大きくなる場合があります。

特に子犬や小型犬は消化が早いため、少量をこまめに与えるのがおすすめです。

年齢・体型	回数	与えるタイミング
子犬（〜6か月）	3〜4回	朝・昼・夜＋寝る前
成犬	2回	朝と夕方に分けて
シニア犬	2〜3回	消化に合わせて間隔を空ける

回数を一定に保つことで、犬の食欲リズムや排泄リズムも安定します。

「1日の量 × 回数 × タイミング」をセットで考えるのが理想です。

まとめ｜ドッグフード60グラムの量を正しく知って健康管理を

ここまで、ドッグフード60グラムの量の目安や、他の重さとの比較、正しい測り方などを見てきました。

最後に、この記事でお伝えしたポイントを整理して、毎日のごはん管理に役立てていきましょう。

この記事のポイントをおさらい

まず、ドッグフードの密度は一般的に約0.5g/ccであることを押さえておきましょう。

この値をもとに計算すると、60gは大さじ約8杯、計量カップ約0.6杯に相当します。

同様に、15gは大さじ2杯、30gは大さじ4杯が目安です。

重さ	大さじ換算	カップ換算
15g	約2杯	約0.15カップ
30g	約4杯	約0.3カップ
60g	約8杯	約0.6カップ

また、フードの種類によって密度が異なるため、同じ60gでも見た目のかさが変わることがあります。

新しいフードに変えるときは、1カップあたりの重さを確認するようにしましょう。

毎日のごはんをラクに、正確に管理するために

毎回キッチンスケールを使うのが理想ですが、忙しいときはスプーンやカップを目安に使うのもOKです。

ただし、押しつぶさず、ふんわりすくって量るのがポイントです。

さらに、フード量は犬の体重や年齢によっても変わります。

小型犬なら60gで1食分、中型犬なら半分以下になる場合もあるため、体格に合わせて調整しましょう。

犬のタイプ	60gの位置づけ	おすすめ対応
超小型犬（2kg前後）	1日分に近い	朝夕で半分ずつに分ける
小型犬（4kg前後）	1食分の目安	運動量に応じて±10g調整
中型犬（10kg前後）	軽めの補食・トッピング量	主食に加えて与える