おでんを冷蔵庫で保存する方法として、加熱せずにそのまま3日間程度新鮮さを保つことができます。鍋から移し替える必要なく、そのまま冷蔵庫内で保管することも一つの手です。また、毎日温めることによって、冷蔵保存の期間を1週間ほどに延ばすことが可能です。
特に冬場においては、常温での保存も考慮に入れることができます。室温が10℃以下の環境であれば、2日間程度は常温保管も効果的です。この方法を駆使することで、日々の食事におでんを取り入れやすくなります。
以下では、おでんの保存期間の目安について、冷蔵状態と室温保管との違いを含め、さらに詳しく解説していきます。
おでんの保存期間と方法
おでんは適切な保存方法を用いることで、冷蔵庫に入れても未加熱の状態で約3日持ちます。その上で毎日温め直すことにより、持続的に1週間程度の冷蔵保存が可能です。この温め直しの行為により、10℃以下の低温であっても室内で2日間保存することが出来ますが、夏の高温や冬に暖房が効いた部屋では避けた方が安全です。
お昼ごはん！
おでん+うどん
キャンプで作るのに丁度良いサイズ😋
常温で持ち運べるのもありがたい👍
他メーカーより美味しい💕#のりふ民 #紀文 #おでん pic.twitter.com/jhZaaFDVqf— おにぎり🍙きゅうた (@Qta_onigiri) January 8, 2024
おでんを冷蔵保存するベストプラクティス
食品の保存時には5℃から10℃の温度が望ましいとされ、冷蔵庫はその理想的な環境を提供してくれます。以下ではおでんの具材をより長持ちさせるための冷蔵保存方法を紹介します。
- 完全に調理されたおでんは、急いで冷ますために氷水に浸します。
- 温度が下がったら、具材を消費期限の近い順序で分け、清潔で密封が可能な容器に入れて保管します。
- 食べる際には、必要な分だけを取り出し、汁と一緒に再加熱し沸騰させます。
具材の消費期限は以下のように区別されます:
- 2日以内に食べることを推奨する具材：卵、豆腐、いも類、ちくわぶなど
- 3日以内に食べることを推奨する具材：大根や肉類など
- 5日以内に食べることを推奨する具材：こんにゃくや練り物など
3日目以降に食べる予定のおでんは、その朝に出汁ごと鍋に移し、加熱後すぐに氷水で冷却し、冷蔵庫内で保存します。食べる直前にもう一度加熱してお召し上がりください。
2日以内におでんを食べきることができる場合は、具材を分けずに冷ますだけで、密閉容器やそのままの鍋で冷蔵庫へ。鍋ごとの保存は、加熱時に再び使用できて便利です。
75℃以上で1分間の加熱は、食中毒の原因菌をほぼ全て死滅させます。ネット上の情報には「煮立った後、5～10分間加熱する」とありますが、私個人の経験からは「煮立たせた後、3分程度加熱する」のが適していると思います。毎日1回以上鍋に移して加熱すると、食中毒予防にも繋がります。
おでんの上手な常温保存法
おでんは日々加熱をすることで、寒い季節でも常温で約2日間保存可能です。
常温保存の際の注意点
おでんを適切に常温で保管するためには、次のようなポイントが挙げられます。
- 毎日最低1回は加熱をする
- 鍋にはしっかり蓋をする
- 日光や気温の変動に敏感になる
- 痛みやすい食材は先に食べ切る
毎日最低1回は加熱をする
常温での保存を考えた際、最低でも朝晩の二度加熱することが理想です。なお、これが難しい場合は、1日1回くらいは温めをしましょう。微生物は、75℃で1分以上煮込むと死滅するため、加熱後すみやかに冷まし10℃未満の場所で保管することがポイントです。
鍋にはしっかり蓋をする
鍋の中への雑菌混入を防ぐため、おでんの鍋には確実に蓋をしましょう。キッチンは雑菌や腐敗菌が多いので、蓋をしっかりすることが重要です。
日光や気温の変動に敏感になる
食品が腐敗しやすくなる一因として温度が挙げられます。夏は気温が高くなることはもちろん、冬場でも室内が暖まっていると20℃を超えることがあるため生菌が増殖しやすくなります。そして、直接日光が当たると鍋内の温度が上昇し腐敗の要因となるため注意が必要です。
痛みやすい食材は先に食べ切る
微生物はタンパク質を好むため、卵や豆腐、肉などは常温保存には向きません。これらは作った日に食するか、冷蔵保存を心がけましょう。
おでんが悪くなるサイン
おでんが悪くなりかけている時には見た目や臭い、味に変化が現れます。食べる前に必ずチェックしましょう。
見た目
- 汁がトロミを帯びる
- 白い膜が鍋の表面に見られる
- 気泡が鍋に浮かぶ
におい
- 異臭がする
- 酸っぱい臭いがする
味
- 酸味がある
- 口の中でピリピリ感がある
これらの兆候を感じたら、食べるのをやめた方が良いでしょう。
姉が昨日おでん🍢作っててまさかこれ常温でおかないよな…？と思ったら日中常温で放置してて今から食べます😇あれほど今日は暑くなるって言ったのに天気よめない人間と暮らすのきつい。そして臭い。おでん。 pic.twitter.com/iypOJ57XHO
— びゃく🍔🍟 (@Vyaku_7) September 27, 2023
おでんの保存方法と期間に関するガイド
おでんを美味しく長く保存する方法と保存期間の目安について解説いたします。
- 冷蔵庫内で保管する場合、おでんは3日間程度新鮮さを保つことが出来ます。
- おでんを冷蔵庫で保存する際は、冷やし固めた後に鍋ごと収納する手段があります。
- 日々おでんを温め直すことで、冷蔵状態にて最大で1週間まで保存することが可能です。
- 加熱処理を日常的に行うことで、室内温度が10℃以下の環境下では、常温保存でも最大2日間保つことができます。
経過日数とともにおでんの風味が増すため、つくりおきを考える際に非常に適した料理です。保存の際に困ったときは、是非この内容を参考にしていただき、おでんを存分に楽しむことを願っています。
