女性の友達が婚姻すると、しばしば夫婦連名で記載された年賀状が届きます。夫婦の結びつきを感じられる温かみのある印象を受けますが、そうした友達に年賀状を送る際に、宛先の表記に頭を悩ませることがあるかもしれません。
特に、そのご主人にほぼ面識がない場合には、宛先を夫婦連名で記すべきか、それとも友人のみにするべきか迷うこともあるでしょう。
今回は、年賀状の宛先における夫婦連名の正しい使い方についての調査結果をご紹介します。
年賀状の宛名は夫婦連名にすべきか
友人が結婚して初めて届いた年賀状が夫婦連名だった際、返信も夫婦連名で書くべきか悩むことがありますね。特に、友人の配偶者との親交が深くない場合、どのような対応をすれば良いのでしょうか。実のところ、年賀状の宛名に関する決まった規則は存在しませんから、夫婦連名でも個人宛てでも失礼になることはありません。
夫婦連名で年賀状を出す方は、それが親族へ向けたものを想定している場合や、差出人名を分ける手間を省略するために友人へも連名で送っていることが多いです。そのため、どのようなケースでも夫婦連名で記載するのは適切です。
友人宛ての文面は？
ご主人に直接お会いしたことがない場合や、紹介がされていない際には、封筒への名前の記載に戸惑うこともあるでしょう。
そのような時には、友人のみを宛先にしても不礼には当たらないものの、配偶者がいらっしゃることを留意し、少しだけ思いやりのあるメッセージを添えることが望ましいです。
- 本年もぜひご夫婦揃ってお越しいただければ幸いです。
- 旦那さまにもどうぞ宜しくお伝えください。
- お二人にとって充実した年になることを心より願っております。
- 一緒に素晴らしい年を過ごされますように。
年賀状、夫婦で付き合いないのに夫婦連名で送ってくるのなんでなん？
子の写真の年賀状は微笑ましくて好きだし子が小さいお宅の家族の連名とかはわかるけど子も大きくなってたり夫婦だけのとことかもずーっと連名なのは不思議。
私は個人の知り合いはずっと自分の名前のみで出してますけど少数派なの？— きなこもち子 (@5nbbdaisuki) January 10, 2024
配偶者の名前を含めた宛名の書き方
年賀状の宛名として、夫婦の名前を併記する方法が一般的です。友人が既婚であり、これからも様々な場面で交流があることから、配偶者の名前を程よく記載することが望ましいとされます。もし友人の配偶者のフルネームに通じていれば、二人の名前を並べることで相手も安心するでしょう。
また、世帯主のみの名前が掲げられていると、一部の人々はそれに敏感に反応する場合があります。夫婦の名前を並べる場合、誰もが納得する形とされ、不快感を抱かせる心配もありません。
以上の点を鑑みると、夫婦の名前をそれぞれ記載する方法が、年賀状における宛名の書き方としては最も適切であると言えます。
年賀状の宛名記載における夫婦名の順序
多くの方が疑問に思う年賀状の丁寧な宛名の書き方について解説します。通例として、宛名において世帯主の名前を先に書くことが慣習となっています。
例えば、夫が世帯主である場合は、配偶者である夫の名前を最初に記入します。それに対し、妻が世帯主のケースでは、妻の名前を先に書きましょう。
宛名の具体的な書き方としては、右端に世帯主の氏名をフルネームで記すとともに、左隣には配偶者の氏は除き、名のみを記すと良いです。
このようにすることで、誰が見ても分かりやすく、かつ形式が整った宛名になります。
夫婦に子供がいる場合の年賀状の宛名記載方法
差出人がご家族である場合、宛名にはお子様の名前も併記することを推奨いたします。これにより、お子様に対する配慮が伝わり、受取人に喜ばれる効果があります。名前の並びは、世帯主を最も右側に配置し、その隣に配偶者、さらにその横にお子様の名前を書くのが適切です。
年賀状に子供の写真が印刷されていると「もうこんなに大きくなったのか！」と驚きつつそれが毎年の楽しみなのですが、子供が高校卒業したあたりで夫婦だけの連名＆写真なしに変わっていくことが多いですよね。
‥我が家も来年からそのパターンでしょうかね。— テン (@tenten666) January 3, 2021
あとがき
友人夫婦への年賀状をご自宅にお送りする場合、宛名の書き方は様々です。連名で一枚にされることもあれば、二人にそれぞれ個別の年賀状を送ることもあります。特に仲良くしている友人に、旦那様とお会いしたことがない場合は、友人単独の名前で年賀状を出した方が良いでしょう。一方、一緒に宛名を記載する場合は、世帯主であるかたの名前を先に、つまり右側に書くのがマナーです。
ただし、配偶者の名前を正しい位置に記載しないと、おかしな印象を持たれることもありますので注意が必要です。敬称の「様」を各人のお名前の後に忘れずに添えることで、家族全員に敬意を表し、より丁寧な印象を与えることができます。最後に、全体的な文字のバランスを考慮し、美しく整えた宛名を心がければ、見た目も完璧な年賀状の完成です。
