職場での会話では、上司に対して、またはビジネスの取引先とのコミュニケーションにおいて、文脈や相手に応じて礼儀正しい表現を心掛けることが重要です。
この記事では、「間違いないです」と言う表現についてビジネスシーンでの使い方、代替表現について深堀していきます。
資料に関する確認問いに対して、「間違いないです」と答えるのは、場合によっては無礼と受け止められる可能性があります。そこで、以下に「間違いないです」の代わりに使える、より丁寧な表現を例文と共に紹介いたします。
例文で学ぶ丁寧な表現
- 「ご確認いただいた通り、誤りはありません。」
- 「見直しましたが、問題は見つかりませんでした。」
- 「細部までチェックし、間違いはないことを確認しました。」
- 「再確認したところ、正しい内容であることをご報告いたします。」
- 「修正が必要な箇所は見当たらず、そのままで正確です。」
これらの表現は、上司や取引先に対して、自身の確認作業を行った上での丁寧な確認返事となります。立場や状況を考慮した表現を選び、適切なコミュニケーションを心掛けましょう。
「間違いないです」という表現とその敬語使用例
「間違いないです」という表現は、何かに対して自信を持っている場合に用いる言葉で、そのことが確かであると強く確信しているさまを示します。また、この表現における「ない」は否定を意味し、「です」は礼儀を示す丁寧な言葉の形をしています。
「間違いないです」の使用法と具体例
「間違いないです」という表現は、何かが「必ず正しいこと」「間違いなく確かである」という意味を伝える時に使います。普通の文体で書かれており、親しい人たちとの会話でよく用いられます。
- 正しいと思います。
間違いないです。 - 確かに約束したことは守ります。
間違いないです。 - この資料は最新の情報に基づいていますので、間違いがないはずです。
上司やビジネスの段階では、もう少し礼儀正しい言葉を使うことが多いです。
「間違いありません」って礼儀正しい表現でしょうか。
- 「間違いありません」というフレーズも「間違いないです」と似ており、親しい人とのコミュニケーションで使われることが多いです。
- さらに礼儀正しい表現としては、「間違いございません」や「おっしゃるとおりです」が挙げられます。
なるほどですねって敬語でアカンと聞いたわい、
絶対でそうやな、、、「間違いございませんね!」に
にしよw
— soL 🐾❄ (@soLL99965766) May 22, 2022
「間違いございません」の使い方と例文
「ございます」は、少しフォーマルな「ある」という意味の言葉です。これは「あります」と比べてより丁寧に表現されています。よって、「問題ございません」は、「問題がありません」という意味で、さらに高い敬意を示しています。このような非常に礼儀正しい言い方は、上の立場の人、例えば上司や商売相手などに使われることが多いです。
- ご意見に間違いはございません。
- この資料を再度チェックしました。間違いはございません。
- 契約書の内容を何回も見直しました。間違いはございません。
相手との関係や状況に応じて、最適な言葉使いを心がけましょう。
「間違いないです」ビジネス場面での礼儀正しい言い換え方5つ
「間違いないです」は、聞く人によっては少し礼儀が足りないと思われる場合があります。職場などで、もっと丁寧で、相手を思いやるような言葉を使うことが大切です。
- まずは、しっかりと社内で確認させていただきます。
- ご意見の通り、私もその部分が大事だと感じております。
- いただいたご提案の通り、その方法が最もよいと判断いたしました。
- その件については、間違いはないので心配なさらないでください。
- 〇〇様の言われるとおり、その仕事は来週中に終わらせます。
- その計画で進めても構いませんので、ご協力をお願いいたします。
- 皆様と見解が異ならないことを確認いたしました。
これらの文例には次のようなポイントがあります。
- 適切な丁寧語を使う:「いたします」は謙譲語、「ございます」は丁寧語です。
- 相手に敬意を示す:「ご指摘の通り」「おっしゃる通り」を使用し、相手への敬意を表しています。
- 「ご認識に相違ございません」:理解している事柄が同じであることを確認できます。
- 心配を和らげる言葉を使う:「ご安心ください」「問題ございません」などの表現で、相手を安心させます。
間違いがないかどうかの正しい言い方
「間違いございませんでしょうか」という表現には、文法上の正しさを巡って意見が分かれることがあります。
この言い回しが二重敬語に当てはまるとする見解があります。その理由は、「ございます」が既に「ある」の敬語形であり、「でしょうか」が「だろうか」の丁寧形だからです。二重敬語というのは、本来一つで足りる敬語を無意味に二重に用いる誤った敬語の使い方を指します。
よくみられる二重敬語の例
- 「お伺いする」:二回謙譲語を使用しています。
- 「伺わせていただきます」:こちらも謙譲語を二回使ってしまっている例です。
一方で、二重敬語ではないという意見もあります。たとえば、「ございます」は「ある」の尊敬語ではなく、単なる丁寧な表現であり、「です」も単に「だ」の丁寧形です。
コールセンター業界あるある
重複間違い敬語集
・ご代表様
・お間違いございませんか?坊さんが、よく使う間違い敬語
・ご苦労様でございます https://t.co/GTpsjaD6Mp— しばすけ|ものかき×元お坊さん (@shibasuke0813) September 9, 2022
より丁寧な場面での対応
非常に礼儀正しいシチュエーションでは、「ございませんでしょうか」と使用することもありますが、普通は「ございますか」や「~でしょうか」という言い方で充分です。大事なのは、相手に敬意を表しながら、かつ、自分の意図する内容をしっかりと伝えることです。
まとめ
「間違いないです」という表現は、場合や相手によっては、少々くだけた印象を与えたり、丁寧さが不足していると感じさせることがあります。
特にビジネスの場など、もっと丁寧な言葉を使うべき状況においては、本文で示された例を参照し、相手に失礼のないよう、かつ明確に自身の意見を伝えることができるように心がけましょう。
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