香典としてお金を送る際には、その金額の記載方法に不安を感じる方も多いことでしょう。封筒には中袋が存在するのか否か、また複数名での贈呈の際の正式な記入方法とは、など知りたいことがたくさんあるはずです。そこで、香典袋に金額を記すときの要点について調査し、その結果をお伝えします。
香典を贈る際には、金額をどこに記入するのかが問題となります。この金額をどこに、どのような形式で書けば良いのか、その方法は固定されているのかなど、混乱しやすい要素は多いです。
金額の記載に関しては、漢数字を用いるべきか、それとも別の方法があるのかという問題に直面することもあるでしょう。
また、香典を贈る際の金額記載スペースが横向きだった場合、その扱い方に困惑する方もいます。
香典袋における金額の記載方法
香典袋に金額を記入する場所についてですが、その具体的な位置はどこになるのでしょうか。
香典を準備しました。
・金額の選定
・香典袋の選び方
・お札の入れ方
・うす墨で書く
・香典を渡すタイミング
・宗派封筒にのり付けは必要かとか手紙に句読点は使わないなど細かいルールを挙げるとキリがないですが、大事なのは想いなので、故人と残された叔父さん家族を想いながら準備しました！
— NobuTV@誰だって最初は初心者 (@NobuTV) August 10, 2024
香典袋の金額記入欄に関して
香典袋で金額を記入する際に最初に注意すべき点は、金額を書くための専用枠の存在の有無です。香典袋の中袋には、初めから金額を記載するための専用の欄が設けられているものも存在します。かかる香典袋を使用する際は、あらかじめ用意された記入欄に沿って、適切に金額を記入することが大切です。
香典袋に金額欄がない場合の対処法
香典袋に金額を記すための特別な欄が設けられていない際には、どのような手順で処理すれば適切でしょうか。対応の一例としては、中袋に金額を縦書きし、それも漢数字で示す方法があります。
一般的には、中袋の表側の中心部に金額を記入します。そして、裏側には贈る人の住所と名前を書き加えるのが慣例となっています。しかし、中袋の裏面に金額を書くべきだと主張する意見も見受けられます。
住所、名前、さらに金額までもが中袋に書かれる理由は、香典袋と中袋が誤って分離した場合に、誰がいくらの金額を持ってきたのかを正確に知るためです。従いまして、中袋へ丁寧に記載することは、故人に対する敬意を示す上で重要なマナーの表れと言えるでしょう。
連名で香典を包む際の書き方
複数人で香典を共同で贈る場面がありますが、その際に金額の内訳をどう記すかは悩ましい問題です。具体的な方法としては、中包みに縦に各人の名前と住所を書き、金額は漢数字で記入するのが一般的です。特に三名様までであれば、右側から左へと縦に並べて書きます。この時、上司など目上の人の名前を一番右側に配置することが常識とされています。
一方、四名様以上で共同で贈る場合は、文房具店で手に入る半紙や奉書紙といった白い無地の紙に、縦書きで右詰めにして名前と住所、それに金額を書いて中包みに入れます。なお、贈る先が自分たちと同じ職場であるときは、住所の記載を省略するケースも少なくありません。
香典袋への金額の記入方法
香典袋に金額を記す際は漢数字の使用が通例となっています。一般にアラビア数字を使うことは稀で、格式を重んじる場面や正式な場合には、ぜひ漢数字で記載することが礼儀とされています。
香典袋に記入する際の金額の表し方
香典袋に記入する金額は、一般的に特定の漢数字で表記します。しかし、「四」や「九」といった数字は忌避される傾向にあり、「死」や「苦」といった不吉な意味を連想させるからです。そのため、これらの数字は使用を控えるべきとされています。
さらに、金額の改ざんを防止するために、複雑な旧漢字の使用が推奨されることが多いのです。変更が難しくなるため、旧漢字が望ましいとされます。
それでも、略式の数字に完全にタブーがある訳ではありません。旧漢字が好ましいとされながらも、略式の数字で記された場合には、一般的に受け入れられています。
どうでもいいけど飛天御剣流奥義のせいで香典・祝儀袋の金額のところの漢数字をスッと難しい方で書ける
— 小鹿マルコ (@marbles0901) August 20, 2019
円の記載に「也」は不要？
現代の金額表示において、「也」を円の後ろに付けるかどうかは、一般的には必須ではありません。
「也」という文字は、かつて「銭」という小額通貨の単位を表記する際によく用いられることがありました。
しかしながら、今日においては端数が生じることが少なくなったため、円の後に「也」を添える具体的な必要性は薄れています。
そのため、金額の末尾を単に「円」と書くだけで通常は問題ありません。
香典袋への金額記載方法
香典袋に金額を記入する際は、状況に応じて漢数字とアラビア数字を使い分ける必要があります。金額の記入欄が横に長く設けられている場合はアラビア数字を使用するのが一般的です。
あとがき
お悔やみの際に贈る御香典に関して、封筒への金額の記載方法につきまして詳しく解説いたしました。一般的にはいくつかの決まりごとが存在しており、選んだ御香典の封筒に応じて、縦書きや横書きなど、異なる書き方をする必要があることもございます。
御香典の封筒を手にされた際は、付属している透明のプラスチック袋に添えられた、短く簡明な指示に目を通していただくことが重要です。
それでもまだ不明な点が残る場合は、お通夜や告別式にご一緒する友人や知人にお尋ねになるのも一つの方法です。
