日本を代表するパワースポットの一つである出雲大社は、多くの方々が詣でる縁結びの神をお祀りする由緒ある神社です。
参拝者の心を惹きつけてやまないのが、うさぎをかたどった独特なデザインのお守りです。愛くるしいその姿は、訪れる人々を魅了し、記念に持ち帰られることも少なくありません。
出雲大社のお守りになぜうさぎが選ばれているのか、その背景には古くからの神話や歴史が関わっています。
この記事では、出雲大社のうさぎお守りが持つ由来や、参拝者にもたらすご利益、お守りを持つ際の心得などを、神話や伝統文化と織り交ぜながら詳しく解説していきます。
出雲大社とウサギの縁
出雲大社に於けるウサギの位置づけは、単純なデザインの選択ではなく、深い意味合いを持ちます。ウサギは出雲大社に於いて、神使いとして非常に重要な役目を果たしているのです。神使いとは、神々の意志を人びとに伝えるためのシンボリックな動物のことを指します。
例えば、天満宮においては牛が、稲荷神社においては狐が、八幡宮においては鳩がそれぞれ神使いとして親しまれています。このように、出雲大社ではウサギが神使いとして尊ばれているのです。
このウサギが神使いとされる由縁は、日本の古代の記録である古事記に記された神話「因幡の白ウサギ」の物語に由来しています。
フフフ(*´v`)
今、私は出雲大社にいる…NIKKEのイベント行きたかった🥹🥹🥹
でも、しょうがない…
ツレが行きたいって言うんだもん
うさぎさんの写真みせたるわ🐰📸 pic.twitter.com/5bxKKxbEtK— もふもふフィジカル🦅 (@RAMONES1974NY) January 5, 2025
因幡の白兎の伝承
日々を彩る日本神話の数々の中でも顕著な話として知られる「因幡の白兎」は、出雲大社に祀られる御祭神、大国主命に関連する逸話です。白兎が神の使いとして選ばれた理由を知る上で、この話は不可欠な役割を持ちます。
昔々、因幡の国に美しい八上姫がおり、その噂を耳にした大国主命とその兄達は姫に会いたいと旅立ちました。その途上、彼らは海でサメに皮をはがされ苦悩する白い兎を見つけるのですが、兄達は誤ったアドバイスをし、兎の傷を深めてしまいます。
後に現れた大国主命が正しい応急措置を伝授したおかげで、白兎の傷は癒されました。感謝の心を込め、白兎は大国主命に「八上姫はあなたを夫とするでしょう」との予告をしました。この預言は見事に的中し、2人は結ばれる運命を迎えます。
この故事を通じて白兎は、結びつきを促すシンボルとして認識されるようになったのです。
出雲大社の兎のお守りの効果
出雲大社で配布される兎のお守りは、縁結びに特化した効果があると伝えられています。多くの人々が恋愛成就を想起しますが、このお守りの影響はそれに限らず、様々な人間関係の結束を象徴しています。家族や友情、また仕事や勉学の良い繋がりを求める際にも効果があるとされます。
恋愛に強い効能があるとされる理由は、因幡の白兎の伝説に由来します。この伝承において白兎は、大国主命と八上姫の間を仲介し、結びつける役割を果たしました。そのため、このお守りは良縁を引き寄せるシンボルとして位置づけられ、多くの参拝者から支持されているのです。
お守りの正しい使い方
お守りを効果的に使用するには、守らなければならないいくつかのルールがあります。たとえば、兎のお守りはいつも自分の近くに保管するのが鉄則です。鞄や財布、化粧ポーチなどに入れておくことが推奨されています。
その他にも、お守りは経年とともに新たなものへと変えるべきであるとされています。年老いたお守りを手放す際には、単に捨てるのではなく、神社へ返納することが礼儀とされています。
出雲大社においては、返納専用の場所が設けられており、郵便での返納も受け付けています。距離が離れている人でも容易に返納が可能ですので、感謝の心を忘れずに適切な手順でお返ししましょう。
出雲大社うさぎ待ち受け効果を最大化!写真の撮り方と注意点
出雲大社には、ハートを抱いた兎の石像が存在し、この石像の写真をスマートフォンの待ち受けにすると縁結びのご利益があるとして人気です。
境内には約50体の兎の石像があり、その表情やポーズで訪問者を楽しませています。中でもハートを持った兎は特に珍しく、その一体目は参道西側の西神苑に、もう一体は本殿の裏手にあります。
これらの石像を見つけること自体が吉兆とされ、写真を撮ることでその効果が増すと信じられています。撮影時には、石像全体が映えるよう工夫し、背景には出雲大社の代表的な大鳥居や神殿が映るよう配慮すると良いとされています。
また、訪問の時刻によって違う光の中での撮影に挑戦することで、さらに神秘的な写真が撮れるでしょう。
境内に散らばる他の兎の石像も見逃さないでください。個々に異なるデザインや意味があり、探索することで出雲大社の魅力を深く味わえることでしょう。
これらの写真を待ち受けにして、毎日の中で縁結びのパワーを感じてはどうでしょうか。
50体近くもある兎の石像の内、ハートを持つ兎はとりわけ貴重です。
最初の石像は参道西側の西神苑に、二つ目は本殿の裏手に設けられています。
これらに出会えた際には、是非写真に収め、日常に縁結びのエッセンスを取り入れてみてはいかがでしょうか。
島根観光と言えば、出雲大社⛩️
出雲大社での参拝は「二礼四拍手一礼」です。
しめ縄は拝殿(写真2枚目)より神楽殿(写真3枚目)の方が大きいです。
境内にはいろいろな所にうさぎがいます🐰 pic.twitter.com/1Kvkuz42z4
— たんたん☕ランチ&カフェ巡り (@tan2cafe) January 4, 2025
まとめ
このたびは、出雲大社における兎の御守の起源やその特恵、正しい扱い方、さらには神話に根差した背景に関して詳細に説明いたしました。兎は出雲大社のシンボリックな存在であり、結縁のお手伝いをする頼もしい御守です。出雲大社へお越しの際は、是非兎の御守をお求めになってみてください。また、境内に散在する兎の石像を探しながら、その魅力を実感してみることをお勧めします。皆様に素晴らしい縁が訪れますように、心からお祈り申し上げます。