こたつを使っているけれど、特別な理由でこたつ布団が手元にない状況もあるかと思います。そんな時に役立つ小技があります。なんと、家にある毛布でこたつ布団を代用することが可能です。
ただし、いくつか問題点が存在します。
- 毛布単品だとこたつを覆うには横幅が不足する可能性がある
- 見た目が今一つで、お友達を招待するのがためらわれることも
もちろん、これらの問題にはそれぞれ対処法があり、上手に行えば気持ちよくこたつを楽しむことができるでしょう。
本記事では、こたつ布団の代わりに毛布を使用する際のコツや留意点をまとめています。もし今、「こたつ布団を毛布で代用しようか迷っている」という方がいれば、一度代用してみて、のんびりとこの記事を読んでみることをお勧めします。
毛布をこたつ布団の代替品として使うことについて
先述のように、こたつ専用の布団の代わりに毛布を使用するのは問題ありません。毛布を利用しても安全性に気をつければ火災などの心配は不要ですので、ご安心ください。しかし、毛布に切り替えることで考慮すべき問題点が幾つか生じます。
- 毛布のサイズがこたつに対して小さい
- 審美的にやや不釣合いな外見
こたつ布団の横幅不足への解決法
布団の横幅が不足している時は、下記の対策を試してみましょう。一つの案として「毛布を2枚使う」という方法が効果的です。2枚の毛布を用いる手法には以下の二通りがあります。
- 毛布を十字に重ねてかける
- 毛布を横に並べてかける
この二つの方法にはそれぞれメリットとデメリットが存在します。十字に重ねる手法では、天板が安定しますが、隅に隙間ができる場合があります。十分な大きさの毛布であれば問題ないものの、標準サイズだとズレが生じて隙間が開く恐れがあります。この隙間からの暖気の逃げや冷気の侵入は避けたいところです。隙間を避けるために四隅を安全ピンで留める方法もありますが、推奨できる方法ではありません。大きめの毛布を用いるのが最適ですが、所持していなければ実現できません。
次に、毛布を横に並べてかける手法では、天板の不安定さや毛布のズレが問題となります。解決策としては、安全ピンで固定する方法が挙げられますが、毛布がズレる可能性が高いです。個人的にはこの「横に並べてかける方法」を推奨します。安全ピンの使用に抵抗がある場合は、軽い縫合が代替案になります。
毛布が一枚しかない場合は、タオルケットや掛け布団を併用する高度な技が必要です。ただし、見た目に残念な印象を与えるため、短期間の対応として捉えるべきでしょう。最終的には、安価なものでもよいので、こたつ専用の布団を購入することをおすすめします。
見栄えを良くする工夫
次に、見栄えに関する懸念ですが、手軽な解決策として、毛布の上に大判のマルチカバーを掛ける方法があります。高価なものでなくとも、十分な大きさの布があれば問題ありません。
例えば、北欧デザインの布を使うと、見た目が一層おしゃれになり、購入した製品のように装うことができるでしょう。
さまざまなアイディアを試して、毛布をコタツ布団の代わりに活用する楽しみを見つけましょう。
このように、毛布2枚を上手に使えば、臨時のコタツ布団として十分に役立ちます。
些細な問題はありますが、何も手元にない状態を考慮すれば、はるかにマシです。
迷わず、代替品として利用することをお勧めします。
こたつ布団を毛布として使用する際のポイント
万が一の際には毛布をカバーと共にご活用ください。
ここからは、こたつ布団を毛布として代用する際のいくつかの重要ポイントをお知らせします。ご注意いただく点はそれほど多くはありませんので、手短にお読みください。
子供が小さいと危ないからあと数年は使わないだろうと、古いこたつ布団を去年捨てたんだけど、後悔。どうしても我慢できず、毛布とシーツでこたつ復活させた。何この天国🍊
— たつた (@tatsuta3) November 13, 2023
こたつ使用時の火災予防について
毛布だけに限らず、燃えやすい素材をこたつのヒーターに直接触れさせるのは厳禁です。洗濯物を乾燥させる目的でヒーター近くに置くこともあるかもしれませんが、そのような行為が火災の原因となるケースが散見されます。この記事の執筆にあたり、こたつがきっかけとなる火災について調査を行ったところ、意外にもそのような事例は多くありませんでした。しかし、完全にリスクがゼロとは言い切れないため、毛布がヒーターと触れ合わないよう配慮することが重要です。なお、ポリエステル素材の毛布が特別に燃えやすいというわけではなく、ポリエステル製のこたつ布団も存在しますので、これに関しては心配する必要はありません。
この冬のこたつ布団にする予定の毛布をお出ししてみたところ、気に入って頂けたようです🙆
ぼちぼちこたつ本体も準備しよう！今日は急遽お出かけ。
帰ったら猫トイレ丸洗いしてお風呂入りたいので余力を残すことを意識して行動しつつ、短時間で用事を済ませて帰ってくるぞー。#双極症 pic.twitter.com/2eUUPflBjU— しおり (@noda84rs) November 4, 2024
天板の不安定に注意が必要
こたつ布団を毛布で代わりに使用する際、通常は2枚を重ねることが一般的です。しかし、2枚の毛布を重ねると接合部や重複する部分に不安定さが生じることがあり、その結果、天板の安定性に影響を及ぼします。専用のこたつ布団では安定性が確保されるよう設計されているものの、毛布ではそのような配慮がないため、こたつ布団と比較して天板の不安定さに留意する必要があります。
毛布保護のためのカバーの重要性
以前ご提案したように、代わりに使用している毛布の上にマルチカバーや他の生地を重ねることで、毛布を汚れから守ることができます。というのも、通常の毛布はこたつ布団と比較して洗浄や乾燥がしにくいものが多いからです。こたつを使用する際には食事も伴うため、どんなに注意を払っていても汚れを防ぎきれないことがあります。そのような事態から毛布を守るためにも、何らかのカバーが重要となります。手持ちの適当なアイテムがない場合でも、特によく座る部分だけに限ってでも、何かしらカバーを施すことをお勧めします。
こたつ布団の毛布代用について
こたつ用の専用布団は、ごく普通の毛布で代用可能です。毛布を使用しても突然発火する心配は無用です。しかし、毛布一枚では寒さ対策として不十分であるため、最低でも二枚を重ねて使用しましょう。推奨するのは交差させて重ねる方法です。
こたつの天板部分に関しては、安全ピン等を駆使してズレを防ぐ工夫が必要です。安全ピンが好ましくない場合は、シンプルに縫合するという手もあります。
また、見た目の適正と汚れ防止には、毛布の上にマルチカバーを掛けると良いでしょう。初めは毛布で凌ぎつつ、後々こたつ布団の購入を検討されるのがお勧めです。
